ロック・ハドソンとクラウディア・カルディナーレ共演という豪華なサスペンス映画『目かくし』を見ました。2008年1月にNHKのBS2で放送され、DVD-Rに録画したまま放置していた映画です。
恐らく2008年以降放送されておらず、国内盤ソフトも出ていません。
1965年のアメリカ・ユニバーサル映画です。
【物語】
ニューヨークの著名な精神科医スノー博士(ロック・ハドソン)のもとに、国家安全保障局=NSAの”将軍”(ジャック・ウォーデン)より、精神が薄弱したある物理学者を極秘で治療して欲しいとの依頼が来る。
協力を強制させられた博士は、目かくしをされ、場所の分からないNSAの基地で治療を始めるが、物理学者の妹を名乗る女(クラウディア・カルディナーレ)に、兄は誘拐されたのだと知らされる。
…この頃のユニバーサル映画は、オードリー・ヘプバーン×ケイリー・グラントの『シャレード』、ソフィア・ローレン×グレゴリー・ペックの『アラベスク』…とスター共演のサスペンスを連発しており、本作はその中でも最も出来の悪い映画と言えるでしょう。ソフトが出ていないのも納得です。
すべての展開が場当たり的だし、アクションもサスペンスもロマンスも中途半端で弱い。骨組みだけはヒッチコック的な巻き込まれ型サスペンスなので、事件の真相を追求する面白さはあるものの、脚本と演出が凡庸すぎました。ラロ・シフリンの音楽も珍しく精細さを欠いています。
ロック・ハドソンとクラウディア・カルディナーレの共演は見ていて楽しいので、この2人でロマンティック・コメディでも作った方が良かったのにと思います。
とはいえ、長年見よう見ようと思って放置していた映画だったので、見られて満足ではあります。★★★
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