『孤狼の血』のヒットを受けた東映が手掛けるバイオレンス映画第2弾『初恋』を見て来ました。といっても別にシリーズではありません。
監督は、いつも見る前に戸惑う三池崇史。アタリハズレが大きい監督です。
【物語】
若きプロボクサーのレオ(窪田正孝)は、脳に悪性の腫瘍があると診断され、余命も短いと宣告される。自暴自棄になりかけたレオは、刑事(大森南朋)に追われていた若い女モニカ(小西桜子)を偶然助けたことから、ヤクザとチャイニーズ・マフィアの抗争に巻き込まれていく。
…今回はアタリだったようです。
役者がみんなトガっていて面白いです。事件を引き起こす張本人となるヤクザの幹部に染谷将太(「聖★おにいさん」のブッダとは対照的なキレ役)。その上役の大幹部に内野聖陽(これまた「きのう何食べた?」とは正反対)。狂犬のようなぶっ飛んだ女を演じたベッキーは中でもハマリ役でした。
ヒロインの小西桜子は薬物中毒でマトモじゃないし、唯一カタギな窪田正孝だけが正常な思考の持ち主なのに、そうは見えないのも面白かった。
途中、テンポが緩くなる欠点はありますが、救いのあるラストを迎えて良かったです。
東映には、『孤狼の血』や『探偵はBARにいる』などの路線で、東宝や松竹にはないカラーをどんどん出し続けて欲しいものです。
★★★。
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