『超高速!参勤交代』で鋭さを見せた本木克英監督の新作時代劇『居眠り磐音』を見て来ました。
今年見た時代劇映画はこれで2本目(1本目は『多十郎殉愛記』)。
こちらの方が、笑いあり・涙あり・チャンバラありの盛りだくさんな作りで、幕の内弁当のようなサービス精神にあふれています。
シネマスコープの横長画面に「松竹」と出るのが良かった。もっとも、昔の「松竹映画」の方が好きです。
【物語】
江戸時代、老中・田沼意次(西村まさ彦)の治世下。
江戸に参勤し、故郷の小藩に戻ってきた坂崎磐音(松坂桃李)は、帰省早々に藩の陰謀に巻き込まれ、親友をやむなく斬るハメになる。
婚約者を捨て、故郷を捨てた磐音は、江戸のうなぎ屋で働きつつ、両替商の用心棒を引き受ける。そこでも磐音は江戸を揺るがす陰謀に巻き込まれてゆく。
…居眠り剣法と言われる独特の剣術の使い手の主人公が、巨悪を倒すという物語です。
松坂桃李はいい若手俳優ですが、剣術の達人にはあまり見えません(実はそこがミソでもあります)。しかしこの役は、今のどの若手俳優が演じても同じ感覚でしょう。
脇には面白い役者が顔を揃えています。
キーパーソンとなる主人公の親友役で柄本佑。極悪な両替商に柄本明。つまりは親子共演なのですが、共演するシーンがないのが残念でした。
当初、ピエール瀧が演じていた役が奥田瑛二の代役となり、作品全体の印象も大きく変わったのが不思議(当然といえば当然です)。シリアスな顔つきの奥田瑛二になり、作品前半の重苦しさが増したようです。
★★★。
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