J・J・エイブラムスが製作を務めた戦争ホラー映画『オーヴァーロード』を見て来ました。
J・J印の映画らしく、裏面が白紙の異例チラシも流通し、どんな映画だか分からない宣伝がされていましたが(その後、通常のチラシも出回っていました)、タイトルの”オーヴァーロード”とはノルマンディー上陸作戦のこと。ホラー映画であるという噂は伝わってきたので、ある程度の想像をしていたら、ほぼその通りの映画でした(笑)。
R15+指定の映画です。万人向けとは程遠い映画(ほめ言葉)です。
【物語】
1944年。ノルマンディー上陸作戦(オーヴァーロード作戦)を目前に控え、連合軍は、ナチ占領下のフランスの小村に落下傘部隊を派遣した。目的は、村の教会に設置された通信塔を爆破すること。
しかし、ドイツ軍の猛反撃に遭った部隊は数名のアメリカ人兵士を残してほぼ壊滅してしまう。
生き残った兵士たちは目標の村に潜入するが、教会の地下で行われていた恐怖の生体実験を目の当たりにする。
…タイトルからエンド・クレジットまで、タランティーノが好きそうなグラインドハウス風の仕立てです。映画そのものも70年代のヨーロッパ製B級戦争アクションのようで、その手の映画が好きな(自分のような)マニアな人にはたまりません。
土台が戦争アクションなのでミリタリー好きにも好かれそう。派手な音響効果には体験する価値があります。
しかし映画の肝は、ホラーであるということ。
生体実験シーンのエゲツなさは控えめな方で、わりと王道なショッカー演出が施されております。
虫も殺せないという主人公の黒人兵士(ジョヴァン・アテボ)の成長物語でもあり、そのあたりは『プライベート・ライアン』の影響も見て取れます。
部隊を率いる爆破のプロの伍長を演じたワイアット・ラッセルは、見た顔だと思っていたらカート・ラッセルの息子でした。悪役でも善玉でも出来そうで、今後に注目です。
★★★。好き。
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