こちらでは遅れて公開された『七つの会議』を見て来ました。
池井戸潤原作の数々のドラマは一度も見たことが無く、この監督の作品も初見。
しかし大いに面白かったです。
【物語】
中堅電機メーカー・東京建電で、不可解な人事異動が相次いだ。
営業一課長の坂戸(片岡愛之助)がパワハラで更迭され、カスタマー室長の佐野(岡田浩暉)がとつぜん左遷されたのだった。新たに営業一課長に就任した原島(及川光博)は、営業部長の北川(香川照之)からの激しい重圧に耐えながらも、陰で暗躍する万年係長・八角(野村萬斎)の不正を疑い、内部調査を進めるが…。
…現代劇ではどうもオーバーリアクト気味の野村萬斎が、ぴったり役にはまった快作でした。
それもそのはず、周りの役者がみんな過剰な演技で(いい意味で)、野村萬斎の独特の濃さが目立たないからです。
顔だけで面白すぎる香川照之、権力の権化のような鹿賀丈史、落語界からやってきて確かな演技を見せる春風亭昇太と立川談笑、数少ない善人役の世良公則。小心者の社長を好演する橋爪功。
そして、不気味な存在感を見せる経理部課長代理=オリエンタルラジオの藤森慎吾!すべてをかなぐり捨てて土下座するシーンは爽快でした。
パワハラやデータ改ざんなど、ここ数年の間に噴出した日本企業を取り巻く問題課題は深刻ですが、笑いと紙一重な俳優陣の演技と演出で見事に見せきっています。★★★★。
※これは私事ですが、仕事場での自分の下に春から新人が配属されることになりました。
気に入った映画は大いに周囲に勧めているのですが、この映画は若い部下には刺激が強いかな(笑)。そう考える自分も、日本企業の古い体質を受け継いでしまっているのかも。反省。
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