新作アクション映画を2本ハシゴしてきました。
●『TAXi ダイヤモンド・ミッション』 (フランス)
キャストを一新したシリーズ第5作です。
捜査と運転の腕はいいが、警視総監の妻と寝てしまいマルセイユに左遷された刑事マロ(フランク・ガスタンビド/監督兼任)。フェラーリを駆使したイタリア人強盗団を検挙すべく、対抗できる速いクルマを探すマロは、伝説的ドライバー・ダニエルの甥と偶然知り合い、ダニエルの愛車プジョーを手に入れるが…。
…マヌケで運転のヘタな刑事と、超絶テクを持つタクシードライバーのバディ・ムービー・シリーズですが、本作では刑事とドライバーの立場が逆転。敏腕刑事とマヌケなドライバーに入れ替わっています。
それまでのシリーズのダニエルとエミリアンのコンビは、”90年代の伝説”と化しており、登場はしませんが、あのプジョーが活躍するのは懐かしかったです。
旧シリーズの変人署長ジベールが、なんとマルセイユ市長に出世して登場。なぜか捜査の陣頭指揮を執り、混乱に拍車をかけるのが可笑しかったです。★★★。
●『マイル22』 (アメリカ)
ピーター・バーグ監督とマーク・ウォルバーグ主演の4度目のコンビ作。
CIA内部でも存在が極秘とされている、特殊部隊を率いるシルヴァ(マーク・ウォルバーグ)。
東南アジアの亡国で、盗まれた放射性物資を奪還する任務に当たるが、手がかりを知る現地人の元警官リー(イコ・ウワイス)は口を割らない。
アメリカへの亡命と引き換えに放射性物質のデータを教えるというリーを、空港へと護送する作戦を実行に移すシルヴァだったが、見えざる敵の執拗な妨害を受ける。
…重要人物を護送中に敵に襲撃されるというプロットは、良くあります。
本作では、東南アジアの都市で孤立するCIAの特殊部隊というのが面白いはずなのに(ロケななぜか南米で全然アジアに見えず)、そのプロットを生かし切れていません。
精神に疾患があり、終始キレやすいマーク・ウォルバーグと、遠く離れた指令所で作戦を指揮する冷徹なジョン・マルコヴィッチとの対比はある程度は面白いのですが、化学反応を起こすには至らず。
ラストはちょっとヒネリが効いていて、アメリカ万歳で終わらないのが救いではありました。★★★。
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