mixiユーザー(id:6337596)

2017年11月18日22:52

279 view

虚淵玄版ゴジラ映画の奇怪さ 『GODZILLA 怪獣惑星』

ゴジラ映画としては初の長編アニメーションとなる、『GODZILLA 怪獣惑星』を見て来ました。

過去のどのシリーズ作品ともリンクせず、完全独自のオリジナルストーリーとなるのも珍しいです(『シン・ゴジラ』がそうでしたが)。

>虚淵玄、アニゴジは「伝統の特撮ゴジラ最新作の後なら」と日本産ゴジラの筋を通す
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=86&from=diary&id=4865215


【物語】
20世紀末、世界各地に大型の怪獣が相次いで出現。なかでも最強のゴジラは人類を絶滅寸前へと追い込み、協力を申し出てきた異星人の科学力をもっとてしても倒せず、生き残った人々は異星人とともに地球を脱出する。

それから20年。新たな移住先の惑星を求めて宇宙船で放浪する人類は疲弊し、船内の食料やインフラも限度を迎えていた。反乱を起こしたハルオ・サカキ大尉(声:宮野真守)は、地球へ帰還し、ゴジラを倒すことを訴え、ついに作戦が了承される。

しかし、彼らが再び降り立った地球では2万年の月日が過ぎており、環境は激変していた。


…監督は、『名探偵コナン/から紅の恋歌』のメガヒットも新しい静野孔文(共同監督)。
といってもこの監督の作品は個性を感じるほど見てはいないので、強く感じたのは、脚本家・虚淵玄のカラーです。

「思春期の少女を絶望に突き落とし、その絶望エネルギーを吸収するエイリアン」などということを考える脚本家だけあって、全編に漂うディストピア感が相当なものでした。

ゴジラ映画としても、「ゴジラと戦って負けたあとの世界」を本格的に描いた初の作品として特異な作品であり、主人公どころか登場人物のほとんどがどん底に突き落とされた状態からスタートするので、あとは這い上がっていくだけ…と思いきや、ラストにとんでもない超ド級の絶望が待ち構えています。それはもはや快感の域でした。

東宝の伝統的DNAはほとんど受け継がれず、ほんのわずかに、冒頭に登場するアンギラスやドゴラたちの短いカットがあり、そこだけ癒されたというのも奇怪な話です。


★★★。非常によいところで「続く」となるので、次回作も期待して見に行ってきます。


(実は、いちばん絶望を感じた瞬間は、エンド・クレジットにNETFLIXのロゴを見たときです)
3 4

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2017年11月>
日 月 火 水 木 金 土
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
2627282930