ダグ・リーマン監督とトム・クルーズが再びタッグを組んだ実録映画『バリー・シール アメリカをはめた男』を見て来ました。
70年代後半から80年代にかけて、中米への密輸で財を成したアメリカ人パイロットの実話です。
アメリカでも高い評価を得た映画ですが、ノリは軽め。それでも、時々ぞっとする怖さがありました。
【物語】
1978年。TWA航空の最年少パイロットだったバリー・シール(トム・クルーズ)は、キューバ産の葉巻などを密輸し、小金を稼いでいた。それに目を付けたCIA局員のシェイファー(ドーナル・グリーソン)は、極秘裏に中米に飛び、ゲリラの基地を空から撮影するという仕事をバリーに持ち掛ける。
仕事を成し遂げたバリーは、やがてCIAとパナマとの連絡、メデジン・カルテルからの麻薬の密輸、ニカラグアのゲリラへの武器密輸などにも手を染め、巨万の富を得ていく。
…古きアメリカを舞台にした犯罪実録映画というのは数が多く、スピルバーグ×ディカプリオの『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』などは代表作でしょう。この映画もその類ですが、ぱっと見ると重さがほとんどなく、軽薄な主人公を好演したトム・クルーズの面白さもあって、娯楽色100%です。
しかし時おり怖さがあり(中盤である人物が暗殺されるシーンなど)、その描き方もさらっとドライなので、余計に印象的でした。
それにしても、このトム・クルーズが最高です。
軽薄な野心家で、後先を考えず、どんどん札束に埋もれていくと同時に泥沼にはまっていく男。
ベテランでないと、この役は無理でしょう。ハマリ役でした。
ただし、mackさんもご指摘の通り、この副題には違和感がありました。
★★★★。
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