TVシリーズ「峰不二子という女」(2012)の流れを組む、「ルパン三世」の新劇場版第2作『LUPIN THE ��rd 血煙の石川五ェ門』を見て来ました。
このシリーズは、既存の「ルパン三世」の世界とは異なり、ルパンが”ファミリー”を形成する前の物語を描くもので、時代背景も1970年代に設定されています。
ルパンと次元大介は相棒同士ではあるものの、後のシリーズほどの信頼関係はまだなく、ビジネスライクだったり、銭形警部もドジな珍警部などではなく、冷静沈着な敏腕警部として描かれているのが良いです。
前作『次元大介の墓標』(2015)には及ばないものの、良作でした。
【物語】
ヤクザの組長に見初められ、用心棒として雇われた石川五ェ門(声:浪川大輔)。
しかし剛腕の殺し屋・ホークに襲われて組長は死亡。仇をうつため修行の旅に出た五ェ門は、ホークを追ってきた銭形警部(声:山寺宏一)やルパン(声:栗田貫一)・次元(声:小林清志)とも遭遇する。
…『次元〜』では色濃かったセクシー系路線から一転して、タイトル通りの血しぶきが舞うバイオレンス・アクションに。血も肉も骨も飛び交う、「ルパン三世」シリーズとしては異色の出来です。絶対に地上波では放送できません。刀で人を斬るということの生々しさを描いた映画はありましたが、アニメーションでは初めてと思います。
つまらぬものなど一つも斬らない、男の美学を静かに見せつける石川五ェ門と、演じる浪川大輔の”声”に痺れる一品です(敵のホークもいい。幕切れが特に最高)。★★★★。
50分の中編のためかパンフレットの販売が無いのですが、300円のミニポスターが販売されており、裏側にちゃんとスタッフ・キャストのクレジットと製作陣のインタビューも記載されています。高価なパンフレットが多くなった昨今、新たなパンフレットの形として良いと思います。
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