年明け早々、相次いでリリースされたDVD・BDを購入して見ています。
いずれも古いSF/怪奇映画です。
●『怪獣ウラン』 (1956年イギリス) DVD
50年代のSF・ホラー映画を大量リリースしている、自分にとっての神のようなレーベル”RUN コーポレーション”から出た英国製SFホラー映画です。
『原子人間』をヒットさせた名門ハマー・フィルムの作品で、国内初DVD化となります。
地中から突如現れた、ゼリー状の不定形モンスターが、エネルギー源である放射性物資を求めて原子力関連施設を襲いまくるという物語。『原子人間』とよく似ていますが、怪物に飲み込まれた人間の悲哀を描いていたあの映画と比べて、とてもタンパクな出来です。
映画の本編前、”グロテスクな描写があるのでご注意”という(日本のDVDメーカーが入れた)テロップが出ますが、60年前の映画にそんな描写など…と思って見ていると、怪物に顔面を喰われた人間の衝撃シーンがあり、今見ても十分にグロテスクなので驚きました。思えばハマー・フィルムの大傑作『吸血鬼ドラキュラ』にも、日本公開版のみ残酷シーンがあり、どうやらハマーはこのジャンルでも先駆者のようです。
★★★。なお、日本版ポスターの怪物には目がついてますが、本編にはありません(笑)。
●『世にも怪奇な物語』 (1968年フランス=イタリア) ブルーレイ
東宝の『怪談』と並ぶ、オムニバス・ホラーの傑作です。国内初ブルーレイ化となりました。
DVDでも持っていますが、やはり映像は比べ物にならないほど奇麗です。60年代のヨーロッパ映画特有の映像の粒子の荒さが再現されています。
ロジェ・バディム監督の第1話、ルイ・マル監督の第2話があり、最恐のフェリーニ監督第3話『悪魔の首飾り』がやはり傑作。肉体も精神も蝕まれていくテレンス・スタンプと、ニーノ・ロータのワルツ、不条理すぎる恐怖のクライマックスが最高です。
一番良く分かっていたのがフェリーニなのでした。
★★★★。嬉しい特典も収録されています。
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