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2016年12月16日23:35

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『ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー』で感じた驚異

『ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー』を見て来ました。

IMAX 3Dで見たかったので、大阪のシネコンまで足を運びました。
3年ぶりの大阪。IMAXシアターも上映館の選択肢も増えており、クォリティ面での競争が激しくなっているのは良いことです。

公開初日の2回目でしたが、去年の同時期に東京で見た『フォースの覚醒』ほどのフィーバーはなく、落ち着いた感じだったがやや寂しかったです。

時系列的に『エピソード�検真靴燭覆覺�望』の前日談であり、メガヒットとなった『フォースの覚醒』とは異なるスピンオフだったことも影響しているようです。

※以下、物語の核心に触れている場合があります。映画を未見の方はご注意下さい。


【物語】
帝国軍の恐怖による圧政が続く中、逮捕された女戦士のジン・アーソ(フェリシティ・ジョーンズ)は、反乱軍に救出される。幼いころに生き別れた、科学者である父(マッツ・ミケルセン)が、帝国軍のもとで究極兵器を完成させたため、その調査に協力させるためだった。帝国軍を憎む味方が次々と増える中、ジンと彼らは反乱軍の非正規部隊”ローグ・ワン”として、帝国軍の究極兵器”デス・スター”の設計図を盗み出すという困難な作戦に挑む。


…そのまま『エピソード�検戮離�ープニングに直結する物語なので、どう展開するのかはある程度予測できて、実際その通りに進んでゆくので、新鮮さはありません。しかし『スター・ウォーズ』の世界観を堪能できるという点では優れており、過去のスピンオフ映画…『エンドア』と『イウォーク・アドベンチャー』…は遥かに凌駕する完成度です。

どこまで本当かは分かりませんがギャレス・エドワーズ監督がファンだという黒澤映画からの影響は色濃く、ならず者が集まって悪を打ち砕くというプロットは『七人の侍』からでしょう。ドニー・イェン扮する盲目の戦士には、『座頭市』の影響もあるようです。

戦士たちのキャラクターを深く描くには尺が短く、ヒロインのジン・アーソでさえ、深みがあるとは言えないのが難点。しかしその分、敵である帝国軍側のキャラクターは良く描けていました。

本作の最大の敵である、デス・スターの司令官クレニック(ベン・メンデルソーン)は、強烈すぎるダース・ベイダー卿とグランドモフ・ターキン総督の板挟みとなる中間管理職。行動が裏目に出まくるので、見ていて気の毒になります(決して間抜けなキャラクターではありません)。

ダース・ベイダーの登場は嬉しいものですが、それ以上に驚異的だったのは、ターキン総督(ピーター・カッシング)の再登場です。デス・スター計画の最高責任者にして、レイア姫の故郷・惑星オルデランを破壊した冷酷無比な帝国軍人。その冷酷さは皇帝パルパーティンをもうならせるほどで(外伝では、スター・デストロイヤーを反帝国デモの人々の上に着陸させ、大殺戮を行ったとも)、演じた大スター:ピーター・カッシングの巧みさもあり、個人的にはシリーズ第一の好きなキャラクターです。

もちろんピーター・カッシングは故人なのですが、なんと『エピソード�検戮里箸�のカッシング:ターキン総督がCGIと過去のアーカイヴ映像によって蘇り、『�検抂幣紊妨�せ場が多いのです。もはや生身の人間との区別はほとんどつかず、この点が『ローグ・ワン』最大の驚異でした(同じことがクライマックスのレイア姫登場のシーンでも言えます)。

もう1点、『ローグ・ワン』が評価されるのが、マイケル・ジアッキノが出がける音楽です。
『スター・トレック』ではジェリー・ゴールドスミス風に、『ミッション:インポッシブル』ではラロ・シフリン風のスコアを器用に書く才人で、『ローグ・ワン』ではジョン・ウィリアムスの音楽を忠実に再現(しかも、70〜80年代のジョン・ウィリアムズのスコアを再現しているのが凄い)。本家『フォースの覚醒』よりも『スター・ウォーズ』の音楽らしくなっているのは必聴です。

往年の超大作映画で培った撮影技術、ウルトラ・パナビジョン70で撮られた高精細な映像も見どころです。

何よりも、ピーター・カッシング御大のお姿をIMAXの大スクリーンでお目にかかれたのが涙モノの嬉しさです。★★★★。

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