映画史に燦然と輝く傑作にして名作、ウィリアム・ワイラー監督の70ミリ超大作『ベン・ハー』(1959)のリメイク版が全米で封切られ、見事撃沈しました。
>『ベン・ハー』リメイク、初登場6位に沈む…『スーサイド・スクワッド』がV3【全米ボックスオフィス考】
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=14&from=diary&id=4158861
…予想通りの結果と言えます。
世の中には、絶対にリメイクしてはいけない映画というものがあり、『ベン・ハー』もその一つですが、歴史劇のリメイクとなると、量産された1960年代のスペクタクル作品群には、リメイクしても良さそうなものもあります。
●『ローマ帝国の滅亡』 →○リメイク可
ただしリドリー・スコット監督が類題を『グラディエーター』で映画化済み。
スペクタクル映画なのにひらすら暗かった『ローマ帝国の滅亡』、キャスト次第ではアリか。
●『エル・シド』 →△リメイク難
チャールトン・ヘストンなみの肉体美を誇る俳優はいるので、可能といえば可能。
ただしイスラム絡みは時世がら困難。あとCGを使わずに戦闘シーンをやる度胸があれば○。
●『北京の55日』 →△リメイク難
混迷の時代だからこそ、国際的アンサンブル・キャストでやってほしいところ。
伊丹十三の日本軍将校→渡辺謙なら、さもありなん。
●『クレオパトラ』 →×リメイク不可
ジョセフ・L・マンキーウィッツ監督が本来やりたかったという、スペクタクル無視の会話劇でなら見てみたい。絶対に無理だろうけれど。何度も映画化されているがマンキーウィッツ版の超絶セットの再現も無理。
●『素晴らしきヒコーキ野郎』 →○リメイク可
最近は、こういうのんびりしたオールスター映画が無くなった。ハリウッドに本気でやってもらいたい。ただし飛行シーンのCG使用はNGで。
●『バルジ大作戦』 →○リメイク可
時代考証を正しくやるのならアリ。クリストファー・ノーラン版『ダンケルク』には期待しています。
●『アラビアのロレンス』 →××絶対不可
デビッド・リーン監督作品は1作もリメイクすることはできません。問題外。
●『ナバロンの要塞』 →△リメイク難
あのキャストだからこそできた映画。でも以下のキャストなら許せる。
・デビッド・ニーヴン → ダニエル・クレイグ
・グレゴリー・ペック → デンゼル・ワシントン
・アンソニー・クィン → トミー・リー・ジョーンズ
・アンソニー・クエイル→ サイモン・ペッグ
●『西部開拓史』 →△リメイク難
名だたる監督たちによるオムニバス映画だったので、これも監督次第。推薦すべきは、
・クェンティン・タランティーノ (直近の西部劇2作は良作)
・マーティン・スコセッシ (ロバート・デ・ニーロが出るのなら)
・スティーブン・スピルバーグ (ユーモラスなエピソードをぜひ)
・ポール・T・アンダーソン (ダニエル・デイ・ルイス主演で)
●『天地創造』 →○リメイク可
それほど監督にこだわらなくとも映像センスさえあれば撮れる(ローランド・エメリッヒは駄目)!音楽は鷺巣詩郎でぜひ!
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