先週ですが、「午前十時の映画祭」で『ゲッタウェイ』(1972)を見てきました。
言わずと知れた、サム・ペキンパー監督×スティーブ・マックイーン主演の傑作バイオレンス・アクションです。
DVDでも持っていて、何度も見ていた映画ですが、スクリーンで見るのは初めてでした。
デジタル・リマスターの高画質・高音質で、新作映画と比べても遜色のない映像と、迫力の音声です。
【物語】
服役していたドク・マッコイ(スティーブ・マックイーン)は、裏社会とつながる男ベニオン(ベン・ジョンソン)の口利きで出所する。ドクを新たな銀行強盗の計画に参加させるためだった。
妻キャロル(アリ・マッグロー)や、新たな仲間ルディ(アル・レッティエリ)が加わり、強盗には成功したドクだったが、ルディの裏切りにあい、警察とベニオンの両方から追われる身となる。
…改めて見直すと、サム・ペキンパーのフィルモグラフィの中では良くも悪くも優等生的作品であることが分かります。トガりまくっている『ガルシアの首』(一番好き)と比べても大人しいというか。主演が大スターのスティーブ・マックィーンであり、現場では彼の意向が強く反映されたそうで、独自のカラーを出せなかったのかもしれません。もちろん、それでも十分に面白い映画であることには間違いないです。
マックィーンを裏切るギャング=ルディ役のアル・レッティエリが良いです。
追撃中、マックイーンに撃たれた腹の弾を抜かせるために獣医の家に立ち寄り、獣医の妻とデキてしまうエピソードとか、本筋とは関係ないのにちゃんとストーリーの中に納まっているのも流石です。
クレジットを見て初めて気づきましたが、編集を手掛けているのが、のちに監督に承認するロジャー・スポティスウッドでした。007シリーズの第18作『トゥモロー・ネバー・ダイ』も彼の監督によるものです。
ラストに登場し、マックイーンたちを助けるオヤジがスリム・ピケンズ。もうけ役かつハマリ役でした。
マックイーンの男臭さにしびれる、至高の2時間でもあります。
★★★★。
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