20年ぶりの続編となる『インディペンデンス・デイ リサージェンス』を、前夜祭上映で見てきました。
20年前(1996年)公開の前作は、公開初日に北海道の映画館で見ています。
近い時期に公開されていたティム・バートン監督の『マーズ・アタック!』と類似した題材のエイリアン襲撃映画でしたが、当時は『インディペンデンス・デイ』のハイテンションなカタルシスの方に気を取られていたものです(今では、ヒネくれた『マーズ・アタック!』の方が好きです)。
【物語】
1996年のエイリアン襲撃からちょうど20年。
世界各国では復興が進み、エイリアンがもたらしたテクノロジーにより、科学技術は飛躍的に進歩していた。一方では、エイリアンが再び地球を襲撃することを想定し、迎撃態勢も整えられていた。
やがて独立記念日を迎えた日、前回をはるかに凌ぐ大きさの、直径5000�劼砲盖擇崢教霏膠�宙船が来襲。人類との激しい死闘が始まる。
…前作のキャストからは、戦闘機のパイロット役だったウィル・スミスが抜けています(理由は劇中で明かされます)。写真のみで登場しますが、その息子が主役級の大きな役で登場。
前大統領役のビル・プルマン、変人博士のブレント・スパイナー、そして今回も最初に”異変”に気付くジェフ・ゴールドブラムらは再登場しています。本作の撮影後に亡くなったロバート・ロジア(前作での作戦参謀)が、最後の姿を見せています。
しかしキャスティングで特筆すべきは、シャルロット・ゲンズブールの出演です。
製作中にキャスティングが発表された際には耳を疑いましたが、意外と大きな役で登場するので、さらに驚かされました。フレンチ・アートシアター系映画を代表する大女優がなぜ?というような役ではあります。
ローランド・エメリッヒは、マイケル・ベイと並んで、必要な映画監督です。
両者とも、頭の使わない、大破壊が好きなSF・アクション監督です。
(強いていえばエメリッヒの方は、文芸映画『もうひとりのシェイクスピア』なども撮る、奇妙な志向があるようです)
今回も破壊に次ぐ破壊、カタルシスに次ぐカタルシスで、見るものを飽きさせません。
人類の大半が滅んでしまうような映画でも、不思議な爽快さがあるのが特徴で、20年ぶりの続編でもその要素は健在でした。
そこにインテリジェンスな映画的要素は皆無ですが、アメコミ・ヒーロー映画嫌いな監督らしく、「泣ける人間ドラマと破壊さえあればいいもんね!」という姿勢が見て取れて、まるで往年のアーウィン・アレンの再来のようです。年々、そんな感覚が増しています。
疑問だらけのご都合主義も力技でぶっ飛ばす、押しの強さが魅力のSF大作です。
★★★★。困ったことに、こういう映画、嫌いじゃないのです(笑)。
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