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2016年03月18日18:54

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良くも悪くも角川映画 『エヴェレスト 神々の山嶺』

登山映画『エヴェレスト 神々の山嶺』を見てきました。

角川映画40周年記念作ということですが、良くも悪くも角川映画でした。


【物語】
1993年。
カメラマンの深町誠(岡田淮一)は、同行していたエヴェレスト遠征の失敗に落胆し、カトマンズの街を彷徨っていた。たまたま目についた古道具屋で、古いカメラを見つけた深町は、そのカメラがジョージ・マロリーのものではないかと考え、買い取るが、盗品であることが分かる。本来の持ち主は、伝説の日本人登山家・羽生丈二(阿部寛)であった。

羽生が困難なエヴェレスト登頂を計画していることを知った深町は、カメラマンとして強引に彼に同行する。


…カトマンズの街並みやエベレストの遠景のショット、一部のシーンでは現地ロケーションが行われていますが、猛吹雪の山中の登場人物などはセット撮影であることがすぐに分かるので、そういう意味での角川映画らしさを苦い思いで実感できます。記録映像のブローアップも浮いているのですぐに分かるのが歯がゆいです。

アルゼンチン海軍から潜水艦の実物を借りて撮って、そこだけ妙にリアルだった『復活の日』を彷彿とさせるようです。

残念ながら、つい最近封切られたアメリカ映画『エベレスト 3D』と比べると酷なのですが、それでも人間ドラマがうまく描かれていれば救われたはずでした。しかし、狂気のようにエベレスト登頂を目指す2人の男の熱さの原動力が良く分からず、「そこに山があるから」「ここに俺がいるから」だけではどうにも共感できませんでした。

ジョージ・マロリー登頂の真実も、投げ出されたかのような扱いで、導入部に対して尻切れトンボのような印象です。

★★★。

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