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2016年01月31日02:00

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ギャング映画の老舗ワーナーの底力 『ブラック・スキャンダル』

ギャング映画の老舗ワーナー・ブラザーズの久々の同ジャンル映画、『ブラック・スキャンダル』を見てきました。

カメレオン・アクター:ジョニー・デップの主演作です。いつも通りの怪演を見せます。


【物語】
1975年。
イタリアン・マフィアとアイルランド系ギャングが抗争を繰り広げる街・ボストンに、FBI捜査官のジョン・コノリー(ジョエル・エドガートン)が赴任してくる。アイルランド・ギャングのボス、ジョセフ・バルジャー(ジョニー・デップ)と幼馴染だったコノリーは、バルジャーと協定を結び、マフィアの一掃を画策する。
バルジャーは冷酷無比な反面、老いた母親や弟ウィリアム(ベネディクト・カンバーバッチ)などの家族には温厚に接する激しい二面性を持っていた。ウィリアムは上院議員であり、街の名士だった。

しかし、次第に”協定”は泥沼化。もはや分離不可能なほど癒着してしまったギャングとFBI、バルジャーとコノリーの関係は、新たな抗争を生んでゆく。


…ジョニー・デップのギャングスター役は『パブリック・エネミーズ』以来。今回も奇抜なメイクで怪演していますが、これほど冷酷で血にまみれた役は珍しいです。

共演が面白く、汚職にまみれてゆくFBI捜査官でジョエル・エドガートン(『エクソダス』の時はエジプト人の王という役で、見たことある顔だと思っていましたが、初めは気づきませんでした)。ジョニー・デップの弟役で、今が旬のベネディクト・カンバーバッチ。これまた影のありそうな上院議員という役がぴったりです。

他にケビン・ベーコン、ピーター・サースガードなどのクセのある俳優が適材適所に出演しています。

これまでのギャング映画が描いてきたように、ギャング・警官・政治家が幼馴染や兄弟だった場合、うまく行くはずがなく、物語は悲劇的に展開していきます。権力を得るのと反比例して周りの人間が信用できなくなっていく孤高の男達…というのも王道の展開でした。ギャング映画のセオリーを打ち破るような映画になるまではあと一歩、という惜しいところです。

日本人の撮影監督・高柳雅暢によるカメラワークと映像が美しいです。
1970年から80年半ばまでの雰囲気を活写した、ワーナー・ブラザーズの底力を見ました。

★★★。
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