今日も自宅のホームシアターで映画の2本立て。
1960年代の邦画フィルム・ノワールを続けて2本見ました。
大映と東宝の2作品なので、現実の2本立て上映ではなさそうな組み合わせですが、何となく当時の雰囲気です。
●『ある殺し屋』(1967(昭和42)年大映)
表向きは小料理屋の主人、しかし実際には凄腕の殺し屋という主人公に市川雷蔵が扮した傑作。
徹底したリサーチと入念な計画を地道に仕事をする市川雷蔵の姿がたまりません。時代劇のイメージが強い名優ですが、市川崑監督の作品や、『陸軍中野学校』などの現代劇、本作のような非現実的な役でも、見る者を映像にくぎ付けにする説得力があります。
その主人公を罠にハメようとするヤクザに成田三樹夫。のちの『仁義なき戦い』につながりそうな役で登場です。
ヒロイン・野川由美子のしたたかな存在感も印象的でした。
監督は森一生。撮影は宮川一夫。最高です。★★★★。
●『暗黒街の対決』(1960(昭和35)年東宝)
三船敏郎と鶴田浩二共演という男臭いハードボイルド・アクションです。
汚職にまみれた刑事(三船敏郎)が、対決するヤクザの2大勢力の中に飛び込み、足を洗った元ヤクザ(鶴田浩二)と奇妙な友情を築いてゆく…という物語。
黄金時代の東宝映画らしく、司葉子に天本英世、佐藤允、平田昭彦などの東宝スターがごっそり出演しています。
監督の岡本喜八の軽妙な演出とユーモアもあって、ハードボイルドながら、コメディのような感覚の作品です。★★★。
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