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2015年09月13日03:40

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地震映画40年の法則 『カリフォルニア・ダウン』3D

2本目の新作映画は『カリフォルニア・ダウン』です。3Dで見ました。

この映画、5月に日本での公開が予定されていましたが、地震・火山活動の影響を受けてか、公開が延期されておりました。いざフタを開けてみると、ローランド・エメリッヒ監督の破壊バカ映画(褒め言葉)『2012』と酷似した、いかにもアメリカ映画的なディザスター・パニック映画であり、津波のリアルな表現で話題と物議を呼んだ『インポッシブル』ほどでもなく、その点は拍子抜けでした。

それよりも、映画の後半は津波で水没しかかったサンフランシスコが舞台となるので、つい先日起きた水害を連想する人の方が多いかもしれません。


【物語】
ネバダ州の砂漠で起きた地震を調査していたローレンス博士(ポール・ジアマッティ)とキム博士(ウィル・ユン・リー)は、地震予知を可能にするデータを採取するが、調査中に起きた地震でフーバー・ダムが決壊。キム博士は死亡してしまう。その直度、マグニチュード9.1という巨大地震が発生。

ロサンゼルスで救難隊長をしているレイ(ドウェイン・ジョンソン)は、娘のブレイク(アレクサンドレア・ダダリオ)がサンフランシスコで巨大地震に巻き込まれたことを知り、救出に向かう。


…「地震映画40年の法則」という自分が勝手に作った法則があります。
それは、地震大作映画は約40年おきに作られているというもので、1936年のMGM映画『桑港』に始まり、1974年の『大地震』と『日本沈没』、そして本作です。だからどうしたという訳ではありませんが、何となく思いついたものです。

サンフランシスコでの大地震は、20世紀の初頭に起こって以来であり、日本の直下型地震予想と同様、いつ起きてもおかしくない状態と言われています。劇中には東日本大震災の映像も登場し、現実世界で実際に巨大地震が起きているにも関わらず、このようなディザスター・パニック映画を娯楽として作ってしまうハリウッドの、商魂たくましさを感じます。

もっとも前述の通り、災害をリアルに描いた真面目映画ではないのは、あまりにも多すぎるツッコミ所からも明らかです。

主人公の救難隊長は管轄地区を放置して娘を探しに行ってしまうし(そうしないと映画が進まないのですが)、平気でスーパーの売り物を持っていくし(いくらなんでも…)、途中でセスナ機に乗り換えると、都市の上空でそれを乗り捨ててしまう始末。人の上に墜落したらどうすんだ!と思わず呆れてしまいます。しかしそれを演じているのがドウェイン・ジョンソンなので、さもありなんと言えなくもないです。

ポール・ジアマッティ演じる地震学の博士は、冷静なプロという感じがして良いのですが、小林桂樹扮する田所博士と比べると説得力は半減以下。なんせ向こうが「神のご加護を」と言うのが精いっぱいなのに対して、こちらは「日本は沈没する!」と言い切ってしまうのですから。

まあ、そういうのも含めて見るのがこの映画の見方でしょう。

かつてジェームズ・ボンド役にも立候補していたヨアン・グリフィスが、あまりにも情けない役で出ているのに哀しくなりました。

★★★。
(画像は5月公開予定時のボツ版ポスター)
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