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2015年05月31日01:33

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バカボン一家 vs フランダースの犬! 『天才バカヴォン〜蘇るフランダースの犬〜』

監督と脚本と声優を一人で兼任するクリエーター・FROGMANの新作映画『天才バカヴォン〜蘇るフランダースの犬〜』を見て来ました。

傑作「秘密結社 鷹の爪」シリーズ以外の作品の劇場版を映画館で見るのは初めてです。
しかも天才バカボンとフランダースの犬のまさかのコラボ作品。

これは衝撃作でした(いい方の意味で)。


【物語】
悪の総裁ダンテ(声:村井国夫)率いる犯罪組織”インテリペリ”は、あらゆる事象が予測可能となる驚異的なスーパーコンピュータ”オメガ”を開発するも、たったひとつのデータを入力できなかったことから起動に失敗する。それは、バカボンのパパ(声:FROGMAN)の本名であった。インテリペリは、バカボンのパパの本名を聞き出すためにバカボン家に多くの部下を送り込むが、ことごとく骨抜きにされてしまう。

ダンテは、不遇な死から人間を恨み、地獄で悪魔となっていた「フランダースの犬」のネロとパトラッシュを蘇らせ、バカボンのパパの本名を知ろうとするが、オメガの奪取を目論む日本政府が介入し、事態は思わぬ方向へと進んでしまう。


…ひとりで数役の声を兼任する監督のFROGMANが、主人公・バカボンのパパの声も兼任。さすが、多くの声色を使い分ける多彩な人だけあり、違和感がまったく無く、赤塚不二夫のキャラクターを損なうこともなくフラッシュアニメ化しているのが凄いです。
(オープニングもあの名曲”〜西からのぼったお日様が〜♪”で始まる徹底ぶり)

ネロとパトラッシュも、日本アニメーション作の名作劇場の雰囲気をそのまま残し、フラッシュ化されています(もっとも、悪の化身として正体を現すクライマックスを除いてですが)。

ストーリーだけを聞くと、とんだ珍品のようですが、そこは「鷹の爪」のFROGMAN監督。
壮大なスケールのストーリーと、クライマックスの一大スペクタクル、そして謎の感動へと一気に畳み掛ける演出は健在でした。

西からのぼって東へ沈む太陽という、天才バカボンを象徴する主題歌の一節が物語に大きく絡み、バカボンのパパのパパたる部分を崩さずに「フランダースの犬」とコラボさせた力技は、ほぼ神業と言っても良いでしょう。

★★★★。くだらないことを本気で大真面目にやった映画というのは、古今東西を問わず、本気で面白いものです。

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