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2026年10月02日21:02

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レーザーディスクで見る70ミリ映画『不思議な世界の物語』

クリストファー・ノーランのIMAX映画『オデュッセイア』を見たことで、自分の中の(今は亡き)70ミリ映画熱が再燃しました。

90年代後半、パイオニアから「70mm映画大全」というレーベルで、70ミリやらスーパー・パナビジョンやらシネラマやらの超大型映画が続々とリリースされていたことがあり、自分は『2001年宇宙の旅』のLDは持っていたものの他がなかったため、LDプレーヤーと見たかったディスクを購入。

パイオニアの最終機「DVL-9」というLD/DVD/CD再生のできるコンパチブルプレーヤーを入手し、そのままでは今の4K液晶モニターで再生できないのでS端子をHDMIに変換するコンバーターも入手して、まずは再生環境を整えました。

次いでLDソフトは、

『不思議な世界の物語』(1962)DVD、ブルーレイ リリースなし
『グラン・プリ』(1966)ブルーレイ所有
『栄光への脱出』(1960)DVDリリース
『カーツーム』(1966)DVD所有、ブルーレイは発売直前に中止
『キング・オブ・キングス』(1961)DVD所有
『ソロモンとシバの女王』(1959)DVD所有
『バルジ大作戦』(1965)DVD所有
『釈迦<特別版>』(1961)ブルーレイ所有

…とりあえずこの8タイトルを入手しました。

このうち、国内ではDVDもブルーレイも出ていない『不思議な世界の物語』を見ることができました。うちのホームシアター初のLD視聴です。

1962年製作、1964(昭和39)年本邦公開のアメリカ・MGM映画。
2時間15分、スーパーシネラマ方式の作品です。

【物語】
19世紀のドイツ。名門公爵家の歴史本を執筆するよう依頼されたグリム兄弟(ローレンス・ハーヴェイ、カール・ベーム)は、さっそく仕事に取り掛かるも、趣味の童話執筆のほうが好きなため、なかなか仕事が進まない。「踊るお姫様」や「靴直しと小妖精」を子どもたちに語って聞かせたり、たくさんのおとぎ話を知っているおばあさんからの口述筆記で「歌う白骨」を書きあげたりと忙しい日々を送るのだが…。

…3話の童話パートと、グリム兄弟の童話出版までを描くエピソードを織り交ぜたファンタジー大作です。35ミリフイルムを3本並走させて上映するスーパー・シネラマ方式の第1作で、アスペクト比1:2.6という超大型映画。映像には、3台のカメラの映像を継ぎ合わせた継ぎ目があります(いまのスクリーンXの先祖みたいなもの)。

『宇宙戦争』『タイム・マシン』で知られる特撮の名手、ジョージ・パルが製作し、童話パートは彼の演出によるもの。パルは東宝特撮映画の円谷英二のようなポジションで映画を製作したようです。温かみのある展開や、子どもを喜ばせることを第一にする主人公たちの性格描写に、ジョージ・パルの優しさがにじみ出ています。

「スクィーズ」などという便利な機能のない時代の、アナログなレーザーディスクの映像は、上下に大幅な黒味を映し出すレターボックス仕様。アナログ映像をコンバーターでデジタル変換しているためか、映像はかなり粗目。それでもドルビー・サラウンド収録された2.0ch音声は、アンプを通してもひずむことなく明瞭でした。

2枚組のディスクの4面中3面に映像を収録、sideAとsideBの切り替えはプレーヤー内部で自動的にやってくれるものの、2枚目のディスクへの交換は自分でやらないといけません。手間ですが、これも味です。

しばらくレーザーディスクで遊ぶ日々が続きそうです。
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