ジェイソン・ステイサムの映画が続いたデビッド・エアー監督が、『フューリー』(2014)のブラッド・ピットと再び組んだサバイバル映画『ハート・オブ・ビースト』を見てきました。
プロデューサーには、デミアン・チャゼル監督も名を連ねています。
【物語】
退役軍人のジェームズ(ブラッド・ピット)は、ともに戦場で戦った元軍用犬のオーディンとともに、アラスカの山中でキャンプをしていた。しかし、セスナを操縦中に心臓発作に襲われたジェームズは、オーディンともども不時着してしまう。もっとも近い、約90キロ離れた自動車道路を目指し、1人と1匹のサバイバルが始まる。
…ステイサム兄貴の近作2本とは作風が変わり、70年代のアメリカ映画のような、荒々しい自然の中に描かれるサバイバル劇です。山の中に不時着した主人公と愛犬が帰還を目指すという、いたってシンプルなストーリー。飾りっけのない、しかし力強い演出が試される題材を、デビッド・エアー監督は、職人らしくソツなく仕上げています。
満身創痍で必死のサバイバルを繰り広げるブラッド・ピットは老境にも差し掛かり、いぶし銀の魅力が出始めています。共演の犬=オーディンの眼差しも素敵。人間の勝手な解釈かもしれませんが、健気です。
ただしラストは賛否が分かれるかもしれません。
リドリー・スコット監督の近作『ラスト・サバイバー』以上に、孤高な男には犬が良く似合うという映画でした。★★★。
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