14年ぶりのシリーズ第5作(スピンオフを除く)、『踊る大捜査線 N.E.W. メトロポリスを駆け抜けろ!』を見てきました。
TVドラマをほとんど見ない自分が見た、数少ないドラマの映画化として2作目までは面白く見ていましたが、3作目以降とスピンオフは正直ダメで、今回も想像通りに残念でした。
”湾岸署のワイルドキャット”すみれさんの不在が大きすぎる第5作でした。
【物語】
ホテルの一室で中年男性が射殺される事件が連続して発生し、本庁捜査一課の刑事・青島俊作(織田裕二)も捜査員として独自の捜査を始めるが、同期であり捜査一課長の北丘(佐々木蔵之介)に目をつけられ、美浦(白洲迅)と芝田(趣里)という若手刑事を共同捜査に押し付けられる。AIによる監視システムや、コンプライアンスや透明性が重視される捜査方針に反発しながらも、青島たちは犯人に迫る。
…シリーズ30年分の小ネタや映画ネタを散りばめた、ギャグ重視の作品で、室井慎次を主人公にしたスピンオフ2作の重苦しい作風から一転して明るくなったのが最大の特徴。しかし1・2作目に見られた、TV版からのエネルギーや熱さはすっかり薄まり、出がらし状態になっての最新作は見ていて辛すぎました。
2時間20分という長尺のテンポの悪さと、室井さんや和久さんの亡霊にすがる登場人物たちへのイライラが募り、かつての熱気とスリルはどこへやらという寂しい気持ちに。
そして最大の残念ポイントは、先述のとおり恩田すみれ=深津絵里の不在です。
彼女こそが青島の最大の理解者であり、バディでもあったはず。
その喪失感は、劇中の青島がこぼしているように、観客にも共有されているのが痛いところです。
★★★。
ログインしてコメントを確認・投稿する