配信作だったのが劇場での限定公開がバズり、興行収入20億近い成績で驀進中のオリジナル長編アニメ『超かぐや姫!』を見てきました。
古典中の古典「竹取物語」を斬新にアレンジした快作です。
【物語】
生活費と学費のためのバイトに明け暮れる一人暮らしの女子高生いろは(声:永瀬あんな)は、光る電柱の中から赤ん坊を拾いあげ、成り行きからアパートに連れてくる。赤ん坊はあっという間に少女へと成長し、かぐや(声:夏吉ゆうこ)と名乗り、いろはの部屋で居候生活を始める。いろはは、仮想空間《ツクヨミ》内のAIライバー、月見ヤチヨのファンであったことから、《ツクヨミ》にかぐやを連れてくると、その華やかな世界にはまってしまい、いろはと共にライバーのユニットとしてデビューする。
…どこか90〜2000年代を思わせる2Dキャラクターダザインと、カラフルな3DCGが融合した、とにかく派手な大作です。V Tuberによるライブ映像とゲーミング実況のシーンの迫力は、モニターなどではなくスクリーンで見てこそ。配信の枠を飛び出して劇場でヒットした要因は、映像と音響にもあるようです。
古典文学を下敷きにしつつ、現代風(というか近未来風)にアレンジし直し、2人の少女の友情をコアにした展開はなかなか熱い。後半、時空を超越したスケールに拡大していくのはちょっとやりすぎだったかもですが、うまく収束させています。
かぐや姫を現代のギャル歌姫に、竹取の翁をバイトと勉強に勤しむ女子高生に置き換えて、そこへ切なさを絡めた胸熱展開で一気に見せ切る。パワフルな1作でした。
★★★★。
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