mixiユーザー(id:6337596)

2026年03月31日01:29

62 view

傑作!『ダラスの熱い日』(1973)

ソフトを持っていないのに無性に見たくなる映画というのがあって、1973年のアメリカ映画『ダラスの熱い日』がまさにそれでした。

20年くらい前に恐らくレンタルビデオで見ており、その後DVDが出るも購入せずにいたら購入困難になってしまっていたタイトル。このたび、ヤフオクで国内盤DVDを安価に入手して久しぶりに見ることができました。

1973(昭和48)年の作品。日本では、日本ヘラルド映画が配給していたそうです。
ビスタ・サイズ、91分の作品です。

【物語】
1963年。ケネディ大統領の政策を疎ましく思う政府高官らが、元軍人ロバート・フォスター(ロバート・ライアン)の邸宅に集まる。元CIA高官のジェームズ・ファリントン(バート・ランカスター)の作戦で、大統領のパレード中に複数個所から狙撃する作戦が立案され、計画が始動。架空の暗殺犯としてオズワルドという男も仕立て上げられ、作戦が静かに進行していく。

…劇的なセリフを排除したダルトン・トランボの迫真のシナリオに、監督デヴィッド・ミラーのドキュメンタリー・タッチな演出力が相まって、91分という小品ながらも緊張感が持続する一級品に仕上がっています。

そしてロバート・ライアンとバート・ランカスターという重厚な2人の名優!
バート・ランカスターは、『五月の七日間』『合衆国最後の日』『カサンドラ・クロス』などと本作で「陰謀を張り巡らす軍人・高官」の役を印象付けました。

ロバーート・ライアンは、撮影中に末期がんに侵されており、苦痛と戦いながらの撮影だったと言います。そのせいか、ふだんの温厚な面持ちに加えて静かに体制への怒りを滲ませているような、ただならぬ気配すら感じる演技を見せてくれます。『狼は天使の匂い』もいいけれど、自分は断然この映画推しです。

池波正太郎も賞賛している作品。
今見ると、暴走する現職の米大統領は、いつこの映画のようになっても可笑しくないと、ちょっと悪寒のようなものを感じてしまいます。

★★★★。傑作。
3 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2026年03月>
日 月 火 水 木 金 土
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031