動物パニックスリラー映画『おさるのベン』を見てきました。
(R15+のほぼほぼホラーです)
ポスターや予告では映像が見えないようになっており、実際映画を見るとだいたい想像どおりだったのですが(笑)、余計なユーモアやドラマがなく、恐怖に特化したつくりが上手です。89分というタイトな上映時間もちょうどいい。
【物語】
久しぶりにハワイの実家に帰省した学生のルーシー(ジョニー・セコイヤ)は、家族同然に暮らしていたチンパンジーのベンとも再会を果たす。しかしその夜、とつぜん狂暴になったベンはルーシーの友人や家族を襲い出し、ルーシーたちは家から逃げ出せない状況に追い込まれる。
…動物愛護団体が見たら卒倒しそうな題材のホラー映画。むかしはクマやらサメやらワニやらイヌやらが人間を襲う映画が沢山ありましたが、最近は少ない感じ。動物ホラー好きにはたまらないと思われます(近作にも、チンパンジーが人を襲う『NOPE』があったな)。
どこか人間の根源的な恐怖というか、ヒト以外の霊長類への恐怖のようなものがあると思うのですが、それが具現化した感じ。ついさっきまでは家族同然だったサルが、豹変した瞬間から殺すべき敵に転じるのが哀しくもあり、アメリカ映画的でもあります。
出血量も多く、人体破壊描写のオンパレードなので、繊細な描写は派手な血のりに埋もれがち。実は本当に怖いのは、部屋の中の暗闇や家具の隙間に潜む「得体のしれない何かがいるかも」という感覚の方で、そのあたりの描写に注目です。
面白かった。★★★★。
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