東野圭吾の原作をアニメーションで映画化した『クスノキの番人』を見てきました。
東野圭吾は「ガリレオ」シリーズが好きなくらいで、今回の原作も未読でしたが、映画はなかなかの良作でした。
シネマスコープ・サイズで製作されており、ワイド画面の構図もよく考えられておりました。
【物語】
青年・玲人(声:高橋文哉)は職場を不当解雇され、悪い仲間の手引きで窃盗に手を出し、逮捕されてしまう。しかし、ほとんど会ったことのない伯母(声:天海祐希)の手配ですぐに釈放されると、クスノキの番人をするという仕事を強要される。伯母は大企業の顧問であった。
クスノキには願い事が叶うという言い伝えがあり、厳格なルールのもとで参拝者を受け入れていた。
…長編劇場アニメーションの2極化が進む中、今回は良作の部類に入ります。
奇抜な演出や派手さはなく、地味で堅実ですが、しっかりしたキャラクター・デザイン、丁寧な作画があり、安心して見ていられます。
多彩な登場人物の1つ1つのエピソードまでを掘り下げられているかと言えば、そこまでの脚本・演出ではないものの、1本の芯のようなものが通ったブレのないストーリーラインがあります。制作はA-1 Picturesで、手堅く作られています。生活の描写も細やかです。
伯母役の天海祐希がとてもいいです。声に艶もハリもあるし、緩急自在な声の出演ぶりは、プロの声優に負けていません。
数多くの作品が映像化されている東野圭吾、実はアニメーションとも相性が良いのではないでしょうか。★★★。
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