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2025年09月05日18:50

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ゆるさと厳しさ 『海辺へ行く道』

『俳優 亀岡拓次』などの横浜聡子監督による新作映画『海辺へ行く道』を見てきました。
瀬戸内海の海辺の街で暮らす人々の群像劇です。

【物語】
ある海辺の、芸術家が多く住む港の街。
中学生で、美術部員の奏介(原田琥之佑)のまわりは、変わり者が多い。海辺でサンドイッチを売る女や、いつも海から現れる男、奏介の作品を褒める愛好家など。先輩の起こしたトラブルや、住宅街に現れた正体不明の野獣騒動など、珍事件が起こりつつも、日常はゆっくりと過ぎていく。

…ちょっと荻上直子監督の作風に似ている作品。『俳優〜』のときは、そうは思わなかったけれど。でも荻上監督の作品と違うのは、ゆるい日常を描きつつも、けっこう厳しい日常の出来事も包み隠さず描いているところです。

学校を退学になってしまう先輩の話や、たまたま撮影した映像がきっかけで騒動になってしまう女子中学生のエピソードなど。不動産屋の女(剛力彩芽)の友人は借金の取り立て業者で、軽い脅迫まがいの取り立てをしているし(そこの描き方はちょっとユーモラス)。そういうのもしっかり含めたことで、日常系に終わらない映画に仕上がりました。

ただし上映時間140分は長すぎるなあ。
各エピソードも羅列されていてやや散漫な感じ。

★★★。
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