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2025年01月17日23:19

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大泉洋に三船敏郎が乗り移る『室町無頼』

入江悠監督の東映時代劇『室町無頼』を見て来ました。

1月公開の東映時代劇映画にふさわしく、往年の集団抗争劇を見ているようでもあり、面白かったです。

【物語】
寛正3(1462)年。室町幕府の統治による京都は、度重なる戦役や疫病、飢饉により、荒廃していた。土倉の下っ端で奴隷のように扱われていた少年・才蔵(長尾謙杜)は、ふとしたことから素浪人の蓮田兵衛(大泉洋)に拾われる。滅法強く、貧民に優しい兵衛に惹かれた才蔵は、彼のもとで修業を始める。一方の兵衛には、ある計画があった。

…本編前に舞台生中継のライブビューイングがあり、出演者の大泉洋と堤真一のコントのような舞台挨拶に笑ったあと、地獄のように荒廃した京都で始まる映画のオープニングとのギャップにたじろぎます。

原作者は、超のつくほど格差が広がった室町時代と現代とを重ね合わせたそうですが、入江監督はその意思を尊重してか、極端にも思えるほどの格差社会と、それを力技でぶち壊そうとする者たちのエネルギーを活写して見せます。

その両極端な世界に生きるのが、主人公の少年=長尾謙杜と、師匠の大泉洋で、特に大泉洋は三船敏郎を意識して演じたと語るとおり、時おり三船敏郎が乗り移ったような表情を見せる瞬間もあって、映画の見どころの1つです。対する敵役の堤真一は、さしずめ仲代達也といった位置づけです。

強烈なビジュアル(と声量)で出てくる柄本明や、ゲスの極みのような公家役の北村一輝は一見するとステレオタイプですが、このぐらい誇張されていても許されるのが東映時代劇です。

★★★。それにしても大泉洋は、東映作品が良く似合う役者です。
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