のちに『刑事ジョン・ブック/目撃者』や『トゥルーマン・ショー』知られることになる、ピーター・ウィアー監督の出世作『ピクニックatハンギングロック』をWOWOWで見ました。
1975年のオーストラリア映画で、日本公開は1986(昭和61)年です。
4K修復されたディレクターズ・カット版です。
【物語】
1900年のバレンタイン・デー、オーストラリア。
名門女学校であるアップルヤード校の女子生徒たちと教師が、ハンギングロックと呼ばれる岩山へピクニックに出かけた。ふだんの厳格な寮の生活から解放された生徒たちは、それぞれ楽しい時を過ごす。そのうち、4人の生徒たちが岩山に登りはじめる。
やがて日が暮れたが、山に登った生徒たちは戻らず、探しに行った教師も姿を消してしまった。警察や地元住民が懸命に捜索するが、彼女たちは見つからず…。
…実際に起きた神隠し事件かのように見えますが、原作小説のあるフィクションです。
撮影が非常に美しく、4K修復された映像も驚くほど高精細で、50年前の映画とは信じ難いほどです。
物語はただの失踪事件にあらず、学費を滞納している少女が学内で虐げられていたり、厳格な女校長(『オリエント急行殺人事件』でも印象的だったレイチェル・ロバーツが演じる)の焦りと孤独が際立っていたりと、複合的に展開します。
消えたというより、自分から進んで姿を消したかのように見える少女たちの姿が儚げで美しく、より一層ミステリアスに感じられる作品です。
★★★★。
新年早々、映画館でも我が家でも、見る映画見る映画当たり続き。
今年は当たり年か。
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