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2025年01月10日17:32

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ウェス・アンダーソンの箱庭的SF映画 『アステロイド・シティ』

2023年のロードショーを見逃していた、ウェス・アンダーソン監督のヘンテコSF『アステロイド・シティ』を、国内盤ブルーレイとホームシアターでやっと見ることが出来ました。

唯一無二の、独特の映像美と世界観を持つウェス・アンダーソン監督。
目下のところ、こちらが最新作となります(配信の短編映画を除くと)。

【物語】
冒頭、TV番組の司会者(ブライアン・クランストン)が、「これはある芝居の裏側に迫る番組」であることを聴衆に告げる。劇作家(エドワード・ノートン)が芝居の脚本を執筆している。

「隕石のクレーターのある、砂漠の町”アステロイド・シティ”で、子どもたちによる発明コンテストの発表会と授賞式が開かれる。主催はアメリカ政府と米軍である。参加者の少年の父(ジェイソン・シュワルツマン)は、妻(マーゴット・ロビー)を亡くしたばかり。義父(トム・ハンクス)とは折り合いが悪い。別の参加者の少女の母は、著名な女優(スカーレット・ヨハンソン)である。
授賞式の最中、UFOがやってきて、エイリアン(ジェフ・ゴールドブラム)が街のシンボルである隕石を持ち去ってしまう。」

…上記のスターの他に、ティルダ・スウィントン、ウィレム・デフォー、マット・ディロン、リーブ・シュライバー、ジェフリー・ライト、スティーブ・カレルなど、主役級のスターが続々と出てくるオールスター・キャストの映画です。

TV番組(芝居)の場面ではスタンダード・サイズの白黒画面に、アステロイド・シティの場面でパステル・カラーの華やかなシネスコ・サイズになるという、ウェス・アンダーソンが好む演出が今回も施されています。

まさに小さな箱庭のような、作りものの世界。その中で繰り広げられる悲喜こもごもの人間ドラマの面白さ。『ムーンライズ・キングダム』でも見せた、右往左往する大人たちを尻目にやりたいことを貫く子どもたちの強さが、ここでも再現されています。

核実験が日常のように行われている街や、滑稽なアメリカ軍の失態など、裏に込められたブラックなユーモアも楽しいです。

★★★★。
ブルーレイの映像の繊細さも、ウェス・アンダーソンの世界をよく再現してくれています。
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