泡坂妻夫の原作を映画化した推理劇『乱れからくり』をWOWOWで見ました。
主演は松田優作です。
ほとんど予備知識ゼロで見たので、これは思わぬ拾い物でした。
1979(昭和54)年の東宝映画。ビスタサイズです。
【物語】
ギャンブルで食いつないでいる青年・勝(松田優作)は、探偵社の求人広告に応募したところ、いきなり採用される。早速、社長の宇内(野際陽子)とともに、玩具メーカーの社長からの依頼を調査開始したところ、尾行していた相手の車が炎上して運転手が死ぬという事件に出くわしてしまう。
…1979年というと、横溝正史=金田一ブームも落ち着きを見せていたころ。
とはいえまだまだ邦画への金田一映画の影響は強く、本作も相当の影響を受けています。
音楽の大野雄二は『犬神家の一族』から3年後の仕事(まだこの頃は「ルパン三世」のカラーも強い)。警部役の田中邦衛は『金田一耕助の冒険』と同じ時期の作品。松田優作は金田一耕助風の探偵だし、洞窟に隠した財宝や、数百年前の出来事に発端があるなど、金田一映画のパロディとして見るのが楽しい見方かも。
人を喰ったような巻頭から巻末まで、松田優作がしっかり魅せてくれます。
トリックや解決法はかなりの力技ですが、細かい事は気にせず楽しんだ者勝ちの映画です。★★★。
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