ロバート・アルドリッチ監督後期の傑作『合衆国最後の日』(1977)を、新たにリリースされた国内盤BDで再見しました。
2012年に2Kスキャンでレストアされたバージョンで、BDには同年に制作されたメイキング・ドキュメンタリーも収録し、なかなか充実している銀盤です。
1977年西ドイツ=アメリカ合作。2時間22分、ビスタサイズの作品です。
【物語】
服役していた元空軍大佐のローレンス・デル(バート・ランカスター)が仲間とともに脱獄し、モンタナ州にある核ミサイルのサイロを占拠した。彼の要求は、大統領(チャールズ・ダーニング)と話をすることと、ある機密文書を公表することであった。
空軍基地のマッケンジー将軍(リチャード・ウィドマーク)は特殊部隊を投入してサイロを制圧しようとするが、基地を熟知している大佐を前に、苦戦を強いられる。
…男どうしの熱い闘いを描く印象の強いアルドリッチの、これは傑作です。前に見た時よりも深くて面白かった。単なるアクション・スリラーではなく、苦悩する2人の男(大佐と大統領)をうまく対比させていて、2人とも同じ運命をたどるのが何とも皮肉です。
ランカスター、ウィドマーク、ダーニングに加え、国防長官役のメルヴィン・ダグラス、保守的な閣僚のジョセフ・コットンもいい。今回の再見では、大統領の友人にして側近役のジェラルド・オラフリンが良かった。
★★★★。こういう骨太なアメリカ映画も、見なくなって久しいです。
(写真はリバイバル版のポスターです)
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