リメイクされた映画というものは、大抵はオリジナルを超えないものですが、本作についてはリメイク版の方が出来がいい『地獄へつづく部屋』を見ました。
リメイク版『TATARI』(2000)は、ロバート・ゼメキスがプロデュースしたホラーで、こちらの方が恐怖も上です。
今回のオリジナル版は、B級スリラー映画の帝王のひとり、ウィリアム・キャッスル監督による作品です。Amazon Prime Videoのラインナップに入ったので、見ました。
1959年、アメリカ映画。白黒ビスタ・サイズです。
Amazon Prime Videoの作品らしく、日本語字幕は適当で誤字だらけですが、なぜか画質はブルーレイなみに綺麗でした。
【物語】
大富豪のフレデリック・ローレン(ビンセント・プライス)は、金に困っている5人の男女をある屋敷に招待し、「ここで1晩過ごすことができたら1人につき1万ドルを進呈する」と告げる。屋敷では、過去に凄惨な殺人事件が起きていた。
やがて不可解な現象が頻発し、ついに犠牲者が出てしまうが…。
…この映画、クライマックスであるモノが登場するシーンで、実際に劇場でソレを観客の頭上に飛ばし、観客の度肝を抜いたという逸話があります。しょうもないシーンで恐怖のカケラもありませんが、今考えると微笑ましいエピソードです。
ホラー映画と見せかけて、実は…というオチがあり、拍子抜けしてしまいます。
オバケ屋敷もフランク・ロイド・ライト設計によるロダンなもので、都市の夜景を見渡せる丘の上に建っており、どうにも幽霊が出るようには見えないのが難点でした。
対して2000年公開のリメイク版は、生体実験が行われていた病院が舞台となり、グロテスクな特殊メイクもたっぷりで迫力がありました。
ビンセント・プライスの格調高い演技だけが見どころです。
★★★。
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