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2023年05月26日23:01

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ドラマの劇場版の数少ない好例 『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』

NHKでドラマ化されて好評を得た「岸辺露伴は動かない」の劇場版長編、『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』を見ました。

ふだんTVドラマを見ることがほとんどない自分でも「岸辺露伴」は面白く、VFXに頼らず俳優の演技と演出、美術の面白さで見せてくれたシリーズでした。

今回の映画化は、ドラマの劇場化作品が多い中で出色の出来と思います。

【物語】
人気漫画家の岸辺露伴(高橋一生)は、駆け出しの頃に存在を知った「黒い絵」がパリのルーヴル美術館にあるという手掛かりをつかみ、編集者の泉(飯豊まりえ)とともにフランスへ渡る。「黒い絵」には、ある邪悪な力が封じ込められていた。

…ヨーロッパでの評価が高く、ルーヴルやグッチとの公認コラボ作品もある荒木飛呂彦の原作であり、それだけに異例のルーヴル・ロケも自然に見える作品です。
実はフランスロケ以上に、会津若松などで撮影された日本ロケの効果が大きく、撮影と美術へのこだわりがドラマ以上に感じられます。

250年前の日本の絵師とルーヴル美術館を結び付けた原作のプロットがそもそも凄いので、よく映画化できたものだと感心しました。

特殊効果には日本映画の限界も見えましたが、伝奇ロマンとして優れた作品だと思います。

エンド・クレジットに(作品とは不釣り合いな)主題歌をねじ込むこともなく、ドラマ版のあの面妖な主題曲をちゃんと入れてくれたのも、作品をこわさずに良かった点です。

ああ、このスタッフで横溝正史を映画化して欲しい。
TVドラマではなく、映画でぜひ!できれば「白と黒」を!
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