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2023年02月04日00:09

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料理をする殺し屋たち 『仕掛人・藤枝梅安』

これまでに何度も映像化されている、池波正太郎の原作を映画化した『仕掛人・藤枝梅安』を見て来ました。

同時に2作が撮影され、『2』が4月に公開されます。
藤枝梅安の知識はほとんどゼロでしたが、これは面白かったです。

【物語】
江戸は品川で評判の鍼医者である藤枝梅安(豊川悦司)、その正体は”仕掛人”と呼ばれる殺し屋であった。
新たに、料理屋の女主人・おみの(天海祐希)を消す依頼を受けた梅安は、内偵を進めるうちに、意外な真実を知ってしまう。

…ハリを使った殺し屋といえば、市川雷蔵の『ある殺し屋の鍵』2作と、江波杏子の『女殺し屋・牝犬』がありました。この3作は現代劇でしたが今度の映画はもちろん時代劇です。

豊川悦司の枯れた魅力が渋く光る好篇です。
ハリの仕事も殺しも淡々とこなす、このプロフェッショナルが、こだわりの料理を作るシーンが面白い。相棒であり、こちらも仕掛人である彦さん(片岡愛之助)も料理好きだが、作る料理が対照的だったり、グルメの池波正太郎らしさが良く出ているようです。

物語は入り組んでいて、複数の事件が絡み合うものですが、演出は淡々としていて(良く悪くもテレビ的)破綻を感じさせません。

悪女役の天海祐希も、これがベストの好演でした。
啖呵の切り方ひとつにも、底から湧き上がってくるよな情念が込められていて、強烈です。

川井憲次の音楽も良かった。
4月公開の続編が楽しみになる映画でした。★★★★。
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