賞レースの常連、アレハンドロ・イニャリトゥ監督の新作『バルド、偽りの記録と一握りの真実』を見て来ました。配信作品ですが、期間限定で劇場公開されています。
劇場で見た映画の、ちょうどこれが今年100本目のタイトルとなりました。
【物語】
権威ある賞を受賞することになったジャーナリストのシルヴェリオ(ダニエル・ヒメネス・カチョ)。
授賞式までの間に、様々な想いが去来する。
…上映時間2時間40分、ストーリーも希薄で、観客は修行のような体験をすることになります。
ほとんどが主人公の心象スケッチのような映像。電車に床を泳ぐサンショウウオとか、母親の胎内に戻る赤ん坊とか、目の前で始まる戦争とか。そんなのばかりの160分です。
コントのようでもあり、かといって笑える訳でもなく、テレンス・マリックの映画に近い感じです。監督の自伝的要素が強いようでもあります。
ただひとつ特筆すべきは、65ミリフイルムで撮影されたという映像で、往年のシネラマ映画や70ミリ映画のようなパノラマ的映像がスクリーンいっぱいに展開する様は圧巻でした。配信作品なのでほとんどの人はモニターで見ることになるのでしょうが、これはスクリーン向けです。
★★。かといって人の夢を覗き見したかのような160分は苦行です。
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