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2022年06月03日23:17

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『大河への道』『東京2020オリンピック SIDE:A』

2本の新作邦画を見てきました。

●『大河への道』(松竹)

千葉県香取市役所の総務課主任(中井貴一)が、知事の肝入りで、郷土の偉人・伊能忠敬を題材にした大河ドラマを誘致する命を受ける。ところが、脚本家(橋爪功)が「実は伊能忠敬は日本地図を完成させていなかった」事実に気づいてしまう。

ドラマ誘致をめぐるドタバタ現代劇と、江戸時代で伊能忠敬を取り巻く人びとの時代劇とを交互に描いてみせたのがミソ。同じ役者が双方で似たような人物を演じているのが笑いのポイントなのでしょうが、まるで笑えないのが難点。

日本映画の悪いクセ、笑わせたいのか泣かせたいのか焦点がボケまくりで、中途半端な仕上がりです。右往左往する中井貴一だけは面白かったです。★★。

●『東京2020オリンピック SIDE:A』(東宝)

コロナ禍の混乱の中で開催された、2020東京オリンピックを選手側の視点から描いたドキュメンタリーです。監督は(あくまで個人的に)1本も好きな映画のない河�鹹照�。

スポーツにもオリンピックにも1ミリほどの興味もない自分ですが、市川崑監督の'64年オリンピックのドキュメンタリー映画は傑作と思います。あの躍動感、カメラワーク、パノラマ的視点で描かれた大作は、唯一無二の映画です。

ところが今度の記録映画には、終始まるで感動が得られませんでした。TVのニュース映像を切り取ったものを、ただ見ている感じ。ビスタサイズで撮られていたのが痛恨でした。大きなTVを見ているだけのようで、辛かったです。

観客が自分も入れて3人しかいなかったのが寂しかったです。公開初日でこれか…。
試合も無観客なら映画も無観客、では困るでしょうに。★★。
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