今年のゴールデンウィークも間もなく終わるので、華やかな大作映画が見たいと思い、Amazon Primeのラインナップにあった『帝都物語』を見ました。
オールスターキャスト、特撮満載の底抜け超大作です。なかなか面白い映画でした。
1988(昭和63)年、東宝映画です。
【物語】
明治末期の帝都・東京。
表向きは陸軍将校だが、その超人的な魔力によって東京を滅ぼさんとする加藤保憲(嶋田久作)は、平将門の怨霊を復活させようと暗躍していた。経済界の大物である渋沢栄一(勝新太郎)を中心とする有識者たち、幸田露伴(高橋幸治)や森鷗外(中村嘉葎雄)、寺田寅彦(寺泉憲)らは、極秘裏に対抗措置を講じていくが…。
…実相寺昭雄監督の演出はやや難解ですが、画コンテに樋口真嗣、デザイナーにH・R・ギーガー、脚本に林海象を迎えるなどなど、先進的なスタッフが参加していて、見どころ充分です。この手の大作映画には珍しく破綻もなく、意外と緻密でちゃんと面白いのがポイントです。昭和初期の都電を再現したオープンセットなども緻密に作られています。
歴史上の人物がそれぞれの得意分野を生かして加藤保憲に挑むというのも面白い。
豪華なキャストの中でも、ロボット”學天則”を開発した西村博士=西村晃、地下鉄開発の父・早川徳次=宍戸錠、狂言回しのように登場する泉鏡花=坂東玉三郎は、それぞれ実在の人物を軽妙に演じていて楽しいです。
しかし何と言っても怪人=嶋田久作の圧倒的な存在感がすべてです。
★★★★。
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