今この時期にロシア映画を上映するのは、タイミング的に難しかったと思います。
2020年製作のロシア映画『チェルノブイリ1986』を見て来ました。
タイトル通り、あの原発事故を描くドラマです。
【物語】
1986年ウクライナ、チェルノブイリ原発の街。
消防士のアレクセイ(ダニーラ・コズロフスキー)は、キエフへの転勤を前にしていたが、原発が爆発事故を起こす。解けた核燃料が冷却水のプールに到達すると、未曾有の被害が発生するため、プールの水を抜かなければならない。関係者と共に集められたアレクセイは、決死の作業に挑む。
…主演のダニーラ・コズロフスキーは、ハリウッド映画のようなヒロイックな役どころですが、本作の監督も務めております。知らない人だと思っていたら、変わり種アクション『ハードコア』にも出ていた様です。
主人公をめぐるドラマ部分は、史実とは別の創作のようです。
1〜2年前に立て続けに公開されたロシア製SF映画が、ドラマが冗長で辟易しましたが、それほどではありませんでした(とはいえテンポも良くない)。爆発事故を起こす前の日常生活が、音楽や娯楽にあふれた描写なので、崩壊前の共産主義国に思えなかった違和感はあります(もしかしたらこの映画の方が真実に近かったのかもしれませんが…)。
ガレキの山と化し、強い放射線に汚染された建屋の中に入っていく後半はスリリングです。どこまでが真実かは別としても、被害を食い止めるために必死に戦う人々の姿には、熱いのもを感じました。
★★★。
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