『ハリー・ポッター』の前日談を描いたシリーズ第3作『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』をIMAXで見て来ました。
前2作で悪の魔法使いグリンデルバルドを演じたジョニー・デップが降板し、代わってマッツ・ミケルセンが悪のカリスマを好演しています。
【物語】
1930年代。
最高指導者を決める選挙を控えた魔法界では、指名手配を受けて逃亡している悪の魔法使い・グリンデルバルド(マッツ・ミケルセン)が暗躍を始めていた。彼と旧知の間柄であるダンブルドア(ジュード・ロウ)は、それを阻止すべく、魔法動物学者のニュート(エディ・レッドメイン)らを集める。
しかしグリンデルバルドは無罪の判決を得て、最高指導者の有力候補となってしまう。
…監督のデビッド・イェーツは『ハリー・ポッター』シリーズからの功労者ですが、どうにも抑揚がなく、演出が平坦なのが難。007シリーズを多く手掛けたジョン・グレンや、『ミッション:インポッシブル』シリーズのクリストファー・マッカリーのように、器用な職人ではあるのだけれど、個性が極めて薄い監督です。
本作ではそれが裏目に出たか、強い劇的な見せ場がなく、話が壮大な割には小市民的なラストとして収束されます。マーベル映画のようにクリフハンガーな終わり方をしないのは意外でした(しかし5部作なのであと2作は続く予定)。
最大の見どころは、ジョニー・デップから交代したマッツ・ミケルセンの悪玉ぶり。
外観からしてヴィランとして分かりやすかったデップと比べ、微笑をたたえた紳士風のミケルセンは腹の内が読めず、悪役として魅力的でした。
ナチズム台頭直前のベルリンや、クライマックスはブータンで迎えるなど、物語が世界的規模で展開するのも見ていて楽しかった。
難しいことは考えずに楽しめる娯楽大作です。IMAX効果は高し。★★★。
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