カンヌ映画祭で監督賞を受賞したミュージカル『アネット』を見てきました。
寡作なレオン・カラックス監督の新作です。
先述の『チタン』もヘンな映画だけれど、こちらもまた(笑)。
気が滅入る展開に全然ワクワクしないミュージカル・ナンバーの数々。
『ダンサー・イン・ザ・ダーク』級とまでは言いませんが、見る人を相当えらぶ映画です。
製作国に日本も名を連ねています。
【物語】
スタンダップ・コメディアンのヘンリー(アダム・ドライバー)は、オペラ歌手のアン(マリオン・コティヤール)と結婚する。やがてアンは女の子を出産。アネットと名付けられる。
人気に陰りが見えてきたヘンリーとは対照的に、アンへの評価が増していく中、悲劇が起こる。
…最近よく見かけるアダム・ドライバーが毒舌系のスタンダップ・コメディアン役。
劇中では観客大爆笑なのですが、どこが面白いのかてんで分からず(英語だから、という問題ではない気がする)。オペラ歌手のマリオン・コティヤールはなかなかサマになっています。
唐突に、津田寛治が医師役で登場。短い出番ながらちゃんと歌も歌っています。
タイトルの少女・アネットがなぜか球体関節人形で、マリオネットなのが謎。
物語のなかで、この少女がある才能を開花させ、父であるアダム・ドライバーがそれを利用することになるのですが、見世物にされる子どもの悲劇を訴えているかというと、そうでもなさそうです。
レオン・カラックスって、大昔にBSで『ポンヌフの恋人』を見たような気がする程度なのですが、フィルモグラフィを見てもまあヘンな監督だ(笑)。本作もまたしかり、です。
★★★。
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