DCコミックのバットマンを新たな視点で描く『ザ・バットマン』を見て来ました。
ティム・バートンやクリストファー・ノーランなど、様々な監督と俳優が取り組んできたヒーローなのに、それまでのどのバットマン映画とも異なる仕上がりに驚きます。同じDC映画『ジョーカー』を見た時の衝撃に近いものもありました。
スペクタクルな見せ場もあり、IMAX推奨です。
【物語】
市長選挙を控えたゴッサム・シティで、現職の市長が惨殺される事件が起こる。
市警のゴードン警部補(ジェフリー・ライト)とともに調査を始めたバットマン(ロバート・パティンソン)だったが、すぐに第2・第3の殺人事件が発生する。
…上映時間2時間55分という大長尺ながら、前半はフィルム・ノワール風の探偵談で、後半にアクションとスペクタクルを配して、まったく飽きさせませんでした。
ロバート・パティンソン演じるブルース・ウェイン”バットマン”は、怒りに満ちた探偵のような役。ワトソンに当たる警部=ジェフリー・ライトもいて、シャーロック・ホームズ風です。アイリーン・アドラー→キャットウーマン、モリアーティ教授→リドラーといったところでしょうか。
特殊メイクで本人の面影が消えうせたコリン・ファレルがペンギン役を怪演。『ハウス・オブ・グッチ』のジャレッド・レトしかり、メイクで顔を隠すのは最近の流行なのか。
終始雨が降っているゴッサム・シティは『ブレードランナー』のロサンゼルスのよう。
このあたりも古風なフィルム・ノワールを匂わせていて、良い雰囲気です。
財政破綻のせいで犯罪が多発するゴッサム・シティは、世界の縮図を見ているようで、世相の反映を感じました。
★★★★。面白かった。
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