mixiユーザー(id:6337596)

2022年02月03日22:02

135 view

変身人間シリーズの元祖 『透明人間』(1954)

東宝特撮映画群の中でも傑作揃いの”変身人間シリーズ”、その元祖と言うべき映画『透明人間』(1954)を国内盤ブルーレイで見ました。

同名の映画だけでも本作の他に、ジェームズ・ホエール監督の戦前版や、エリザベス・モス主演の近作もあり、区別が難しいジャンルの作品です。

今回見た東宝版は、特技監督を円谷英二が務めており、その円谷英二も戦後すぐに大映で透明人間モノを撮っているので、これまた紛らわしいです。

『美女と液体人間』や『電送人間』に比べると語られる機会の少ない映画のように思えます。しかし面白い映画でした。

1954(昭和27)年、東宝映画。白黒・スタンダードです。

【物語】
白昼の銀座で自動車が何かを轢いた。衆人環視のもと、自動車の下から現れたのは、何と透明人間の死体であった。それは戦時中の人体実験で軍部が産み出した人間兵器の生き残りであり、同様の透明人間がまだ他にいることが明らかとなる。
時を同じくして、透明人間を名乗るギャングが、競馬場の売り上げや輸送船の積み荷を強奪する事件が起こる。

…戦前からの大スター、河津清三郎が透明人間を演じます。監督の小田基義は『ゴジラの逆襲』で知られた職人で、河津清三郎が金田一耕助を演じた『幽霊男』も、彼の監督作です。

見どころはもちろん「透明」を演出した特撮。
ワイヤーで釣ったり光学合成を重ねたり、苦労の跡が見てとれますが、大事なのはそこではなく、「見えないものをどうやって観客に見せるか」。そのための創意工夫が何とも面白く、特撮好きにはたまりません。

★★★。
「変身人間シリーズ」と銘打った2枚組・4作品収録のブルーレイディスクで、あとの3作品はもちろん最高画質の『美女と液体人間』『ガス人間第一号』『電送人間』です。
『マタンゴ』を収録してくれれば完璧でしたのに…。
3 2

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2022年02月>
日 月 火 水 木 金 土
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728