mixiユーザー(id:6337596)

2022年01月29日18:33

98 view

豪華キャストの楽しいヘンテコ映画『フレンチ・ディスパッチ』

ヘンテコで面白い映画をつくるウェス・アンダーソン監督の最新作、『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』を見て来ました。

主役級の豪華キャストがずらりと並ぶのはいつものことですが、今回のはかなり実験的。
何しろ、物語がないのです。雑誌をそのまま映画にしてみたという、画期的な作品です。

【カンザス・イヴニング・サン誌別冊”フレンチ・ディスパッチ”】
編集長(ビルマーレイ)死去に伴い、同氏の遺言により”フレンチ・ディスパッチ”は廃刊。
最終号が刊行される。

1.プロローグ 自転車レポーター(オーウェン・ウィルソン)によるアンニュイの街の紹介ルポ。

2.美術批評家(ティルダ・スウィントン)による、獄中の芸術家(ベニチオ・デル・トロ)と看守(レア・セドゥ)の意外な関係とその顛末について。

3.アメリカ人記者ルシンダ(フランシス・マクドーマンド)による、学生運動家(ティモシー・シャラメ)の取材記事。

4.驚異の記憶力を持つ記者(ジェフリー・ライト)のTVインタビューを採録。アンニュイ警察署長(マチュー・アマルリック)の息子が誘拐され、署長のお抱えシェフ(スティーブン・パーク)が見せた活躍について。

5.エピローグ 編集長の死についての短い記事。

…『グランド・ブダペスト・ホテル』同様に、今回もシネマスコープ・ビスタサイズ・スタンダードサイズ・白黒・カラー・実写・アニメーションと、表現技法が目まぐるしく変化します。でもシンメトリーな画像とポップな色彩感覚はいつも通り。

キャストも多彩で、いつもの常連組や上記に加えて、エリザベス・モス、シアーシャ・ローナン、クリストフ・ヴァルツ、ボブ・バラバンなども出演(007好きにとっては、ボンド映画のキャストが4人も出てくる嬉しさも)。

今回はフランス映画にオマージュを捧げつつも、唯一無二の独自世界を作り出す手法は健在。多国籍感満載なのと、どれを切り取っても一枚絵になるユニークな映像は、アメリカ映画らしからぬ面白さです。

★★★★。
20年ぶりに来たミニシアターで鑑賞。懐かしい映画館でした。
3 2

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2022年01月>
日 月 火 水 木 金 土
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031