つい最近『最後の決闘裁判』が公開されたばかりのリドリー・スコット監督による、『ハウス・オブ・グッチ』を見て来ました。80歳を超える御大、この2作を同時に製作していた期間があるというのだから驚きです。
70年代から90年代にかけてのブランド帝国=グッチ一族を描いた実録ドラマです。
【物語】
1978年、イタリア。
父の運送業者で経理として働く娘・パトリツィア(レディ・ガガ)は、パーティの席上で偶然にグッチ一族のマウリツィオ・グッチ(アダム・ドライバー)と知り合う。猛烈なアピールの末にマウリツィオと結婚できたパトリツィアだったが、マウリツィオの父ロドルフォ・グッチ(ジェレミー・アイアンズ)は猛反対。ニューヨーク支店を仕切るアルド・グッチ(アル・パチーノ)には取り入ることに成功するが…。
…『ゲティ家の身代金』ほど重くなく、2時間半に渡るドラマを軽快に一筆で描くスコット御大の演出力には衰えなし。ラストの悲劇までを一気に見せ切ります。
豪華で重厚なキャストが揃った、グッチ同様に華やかなキャストも見ものでした。
悪女を怪演したレディ・ガガはオスカーものの演技。「エリザベス・テイラーに似てい
る」と言われた20代から、どんどん転落していく姿が強烈です。
対するアダム・ドライバーは軽妙軽薄な演技を見せてくれます。
ブランド帝国を仕切る2人の兄弟にはジェレミー・アイアンズとアル・パチーノ。もう言う事はありません。
そして、アル・パチーノの息子役のジャレット・レトが特殊メイクの大変身演技で凡庸な俗物男を好演しています。
★★★★。大いに楽しかった。
結局、ファミリー・ビジネスなんてよっぽどうまくやらないと成功しないんだよなあ。
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