ジェームズ・コバーン主演のメディカルサスペンス映画『殺しのカルテ』を廉価版DVDで見ました。
マイケル・クライトンの原作を、『ピンク・パンサー』シリーズのブレイク・エドワーズ監督で映画化した異色の作品で、日本でも公開が予定されていたのが、MGM日本支社の閉鎖により、急きょ公開中止になっていた映画です(そのため日本版のポスターやチラシは存在します)。
1972年のアメリカ映画。シネマスコープ・サイズのMGM映画です。
【物語】
ボストンの大病院の理事の娘が、不正規な堕胎手術を受けたあと、出血多量で死亡する。
外科医のタオ(ジェームズ・ホン)が殺人容疑で逮捕されるが、着任したばかりの病理医ケアリー(ジェームズ・コバーン)は犯人が別にいると考え、独自の捜査を開始する。
何者かによる妨害を受けつつも、ケアリーは真相に迫っていく。
…この頃のブレイク・エドワーズ監督は得意のコメディから離れ、西部劇『夕陽の挽歌』などを撮るも当たらず、苦心していた時代。音楽にもお馴染みのヘンリー・マンシーニを起用せず、ロイ・バッドによる『ダーティ・ハリー』風のスコアを採用するなど、新機軸を狙っていた様です。
配給会社の閉鎖があったとはいえ、そのままオクラ入りになった作品なので、傑作とは言い難いですが、型破りで風来坊のような医師にジェームズ・コバーンが扮していて面白いです。
『ブレードランナー』の”眼”医者ことジェームズ・ホンが、キーパーソンとなる主人公の同僚の医師役で出演しています。
★★★。
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