紆余曲折を経て公開されたウディ・アレンの最新作『レイニーデイ・イン・ニューヨーク』を見て来ました。こういう映画が近場で見られるのが関東の良さです。
【物語】
裕福な家の育った大学生のギャツビー(ティモシー・シャラメ)は、彼女のアシュレー(エル・ファニング)が映画監督にインタビューするのに付き添って、故郷のマンハッタンにやって来る。
短時間のインタビューののち、2人でマンハッタンを見物するはずだったが、監督(リーヴ・シュライヴァー)や脚本家(ジュード・ロウ)に気に入られたアシュレーは連絡が取れなくなる。
アシュレーにフラれたと思いこむギャツビーは、かつての彼女の妹(セレーナ・ゴメス)と再会するが…。
…古い映画と音楽を愛する変わり者(だがイケメン)の大学生を演じるティモシー・シャラメには、ウディ・アレン本人の好みが反映はされていても、これまでの映画の主人公のような神経質さはありませんでした。新しいステップに踏み出した84歳の巨匠監督の意気込みも感じられます。衰えることなく、今もなお新鮮な映画を撮り続けられているのは凄いこと。それだけに、昨今のMetoo運動のあおりを受けて、埋没気味なのが何とも哀しいです。
わずか92分の上映時間で、2人のカップルには信じられない出来事が数多く降り注ぎます。破綻せずに物語を綴っていく演出力の高さ、映画話術の上手さ、やはりウディ・アレンです。
ビットリオ・ストラーロの撮影も美しい。★★★★。
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