DVD-BOX「恐怖と幻想の世界」に収録のミステリー映画『奇妙な扉』を見ました。
原作は「ジキル博士とハイド氏」のロバート・スティーブンソン。
英国の怪優チャールズ・ロートンとボリス・カーロフの共演作です(ロートンの方が順列が上)。
1951年アメリカ・ユニヴァーサル映画(日本未公開)。
白黒/スタンダード・サイズです。
【物語】
近世のフランス、パリ近郊。
居酒屋で殺人犯の疑いをかけられた青年ボリュー(リチャード・ワイラー)は、現場から逃げ出し、たまたまたどり着いた古城に逃げ込む。古城の扉には仕掛けがあり、中からは開かなくなっていた。古城の主であるマレトロワ卿(チャールズ・ロートン)に、なぜか姪と結婚するよう強要されたボリューは、マレトロワ卿の陰謀を知るが…。
…タイトルの”奇妙な扉”はそれほど映画の内容と関係ありません(原題は"The Strange Door"なのに)。怪奇も幻想も出てこず、復讐劇というか陰謀譚なのですが、チャールズ・ロートン演じるマレトロワ卿の古城の地下に拷問部屋があることから、このDVD-BOXに収録になったのでしょう。
ボリス・カーロフもいつものような怪人ではなく、陰謀と正義の間で揺れ動く使用人の役。そのかわり、怪優チャールズ・ロートンが悪役を(本当に)楽しそうに演じています。せっせと悪行に精を出す姿は、日本の名優・金子信雄に似ています。
隠し扉やのぞき穴など、ギミック満載の古城のセットは最高です。
★★★。
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