地元の劇場の営業が本日から再開され、新作映画(といっても11月本邦公開の作品が遅れて上映)をやっと見て来ました。
先月、最後に映画館で見たのが4月15日だったので、実に1か月ぶり。こんなに長く映画館絶ちしたのは初めてです。
再開1本目はフランス=ベルギー合作のミステリー映画『9人の翻訳家 囚われたベストセラー』です。
【物語】
世界的ベストセラー小説「デダリュス」の最新作が出版されることになり、世界9か国から翻訳家が呼ばれてくる。出版前の流出を防ぐために厳重に監視され、完全に隔離された郊外の施設に集められた9人だったが、翻訳作業を開始して間もなく、なぜか作品の一部が外部に流出。脅迫メールが出版社長に届く。
翻訳家たちの中に犯人がいると睨んだ社長は、9人を監禁して犯人を捜すが…。
…犯人探しと、原稿流出のトリックは中盤で明らかに。しかし事件の真相はクライマックスでやっと明かされ、驚きのものとなっています(ある程度予想はできました)。
細かく張られた伏線や、冷徹に計算された上で撮影された映像や演技が面白いです。
いわゆる「どんでん返し」のある作品なのに爽快感が無いのは、ヨーロッパ映画(特にフランス映画)特有の湿っぽさがあるためか。アメリカやイギリス映画の同類『探偵/スルース』や『デストラップ/死の罠』には、やや及びません。
この映画、ダン・ブラウン著の「インフェルノ」出版の際のエピソードを土台にしているそうで、どこまで映画に取り入れたか分かりませんが、本当だとすると恐ろしい話です。
★★★。
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