ギレルモ・デル・トロがプロデュースと脚本をつとめたホラー映画『スケアリーストーリーズ 怖い本』を見て来ました。
原作は児童文学。日本で言うところの「怪談」のようなアンソロジーですが、映画では1つの物語へと再構築されているようです。
【物語】
1968年、ベトナム戦争が激化の一途とたどるアメリカ、ペンシルバニア。
仲良し高校生のステラ、オギー、チャックの3人は、幽霊が出るという噂の古びた屋敷に忍び込み、そこで非業の死を遂げたという少女の遺した本を発見する。
本を持ち出したステラは、白紙のページに新たな物語が書き込まれているのに気づき、それが現実のものとなって周囲の人びとに襲いかかるのを目の当たりにする。
…シチューの中の親指、怪物のような青白い女、追っかけてくるバラバラ死体など、その造形の1つ1つにデル・トロ的趣味が反映されているようです。ただし怖くはありません。そこはやはり児童文学の映画化だからなのか、日本では特にPG12にも指定されてないようです。
少年少女たちが恐るべき怪異に立ち向かうホラー映画が最近は増えました。
この映画では、人種差別に対する意識も根底にあり、ニクソン大統領の再選シーンなども描かれ、しっかり世相を反映しています。
あまり痛々しさのないホラー映画ではありますが、唯一精神的に来るのが、劇中のある女の子の頬にできたニキビのシーン。それはニキビではなくクモにさされた跡なのですが、そこから1本の毛がにゅーっと生えてきて、そのあと……!
劇場でお確かめを。★★★。
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